大分県日田市・小鹿田焼の里を訪ねて

大分県日田市、小鹿田焼の里を訪ねました。

小鹿田と書いて「おんた」と読みます。

今回で5回目の訪問です。

2013年、日田市の豆田町を観光した後、近くに観光できる所を探したところ、訪れたことがない小鹿田焼の里を知りました。
観光地豆田町から車で25分ほどで、静かな山里に陶芸の集落が現れます。

車は20台ほどのスペースがある駐車場から直ぐに10件ほどの窯元があり、どこも素晴らしく個性があって魅力的な器を制作しています。

1時間ほどで各窯元を見て回れるので、購入する器の候補を決めながら納得いくまで見て回るといいですよ。

集落から少し歩いて高台の所に小鹿田焼陶芸館では、小鹿田焼の歴史、手法、特徴が展示され詳しく説明されています。

貴重な作品も多く展示されていて、ビデオでは小鹿田焼の里について紹介されています。

 

昔ながらの趣のある里山の風景と、清流の流れを利用して小鹿田焼の陶土を砕く唐臼が上下に動くガタン、ガタンという音は静かな里山に心地よく響いています。

迫力のある唐臼は近くまで行って寄って見るのがおすすめです。

唐臼の音は日本の音100選に選ばれています。

 

 

 

小鹿田焼の歴史は10軒の窯元が300年もの長きにわたり、弟子を取らない代々長子相続制で家族だけで当時からの技法と窯を守り続けています。

1995年に『国指定重要無形文化財』に指定されています。

小鹿田焼は10軒の釜がありますが、そのうちの5件が共同の釜を使用しています。

窯に火が入るのは約2か月に1度で、火を入れると約60時間つきっきりで火の番をしています。

 

ゆるやかな斜面にある共同の登り窯

 

各窯元で焼き物を販売しています。

最近は小鹿田焼が人気でデパートなどで売られていますが、窯元で購入するとかなり安いです。

職人さんが制作する様子が見られる窯元も何件かあって、お願いすれば工房の見学も出来ます。

 

 

焼き物の特徴

小鹿田焼の特徴は、飛び鉋(とびかんな)、刷毛目といった独特な模様が特徴です。

刷毛目とは、素地の上にたっぷりと白土を塗り、固まる前に刷毛を当てて模様を施します。

 

刷毛目の器

 

飛び鉋とは、工具の刃先を使って連続した削り目をつける技法です。

一人前に出来るようになるまでには、10年の修業が必要と言われています。

 

飛び鉋の器

 

小鹿田焼の器は洋食、和食にも合うので重宝しています。

 

まるで昔話に出てくるような静かな里山はコンビニも無く、お食事処はお蕎麦屋さん1件しかありません。

平日は観光客はほとんどいませんが、毎年10月に民陶祭が開催されていて、多くの人がたくさん並べられている器を求めて賑わっています。

 

小鹿田焼の里は、ゆっくりと焼き物を見て回ることが出来て、自然を満喫できる素晴らしい里です。

器が好きな人は絶対に楽しめます。焼き物に興味が無くてもこの美しい里山に癒されこと間違いなしです。

美しい風景、大地の力を感じる強い器、心休まる本当に素晴らしいところです。

静かで昔ながらの趣のある風景に出会えて、こんなに素晴らしい場所があることに感動しました。タイムスリップしたかと思うくらい時間が止まった場所です。

小さな里山ですが見どころは満載です。

スポンサードリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。